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「はぁ……」
情事を終え、寝息を立てる御守屋の身体を綺麗にしながら、迅玄は大きくため息をつく。
前回は何もしないで放置したまま帰ったが、実は帰宅後反省していた迅玄。
それにしても今回は、ほぼ御守屋に自分の欲望をぶつけているだけだったような気がする、と迅玄は天を仰いだ。
なにも事に及ばなくとも、御守屋から事情を聞き出すなど容易いことな筈なのだから。
「ほんと……どうしたんだろうね、俺は」
制服を整え終えられた御守屋の、黒く美しい髪を優しく梳く。
すこしむずがって身じろいだ御守屋だったが、数秒後にはまた安らかな寝顔を見せる。
そんな寝顔にほんの少しでも惹かれてしまった迅玄は。
「……病院行こうかな……」
御守屋に失礼である。
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