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15 sideラウト
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シュ「ラウトー!コイツら邪魔!舵が持ってかれる!」
ラ「悪いシュカ!もう少し耐えてくれ!
レイリス!死海流まであとどれくらいだ?」
レ「100mもない!早くコイツらどうにかしないと
死海流もそうだけど、サメの餌食になるよ!」
ラ「クソッ!」
この波と暴風雨で船がひっくり返らねぇのは、舵を取りながら戦ってくれてるシュカのおかげだ
けど、シュカにも限界がある。早くしねぇと!
何かねぇのか?一瞬でもいい。何かコイツらの気を逸らす方法があれば俺がシュカの所に行って舵を代われる
そんでシュカが自由になれば…
時間は5時間前に遡る
日付が変わり、あと何分かで正午になる頃。ラウト達の船は予定通り西に進んでいた
船員「船長ー!」
ラ「ああ?どうした」
船員「ヴィムのヤツが南西の方に船を見つけやした」
敵船か?めんどくせぇ……
ラ「…ヴィムはまだ見張り台か?」
船員「アイツは飯を取りに来る時と用をたす時以外、
あそこから動きませんよ」
ラ「そういえばそうだったな。お前はレイリスにも
このことを伝えに行け、シュカにも忘れるなよ」
船員「了解しやした、船長!」
そう言って船員はレイリスの元に走って行った
一方ラウトは、見張り台へと足を運んだ
ラ「ヴィム、どこの船か分かったか?」
ヴ「旗のマークから見てカミーラかと」
カミーラか…執拗ぇなぁ…。それに毎回毎回逃げやがって、その度に仕留め逃すこっちの身にもなれよ
ラ「今回こそ仕留めんぞ」
ヴ「はい、船長」
ラ「引き続き見張っておけ。レイリスと話してくる」
ヴ「分かりました」
ラウトは見張り台から降りるとレイリスのいる に向かった
ラ「レイ」
レ「聞いたよ。敵船だって?」
ラ「カミーラだがどうやって殺り合う?」
レイリスはまた面倒なのが…と言ってため息をつく
レ「とりあえず死海流もあるから、
航路を西から逸らさないよう気をつけながら
殺るしかないね」
ラ「ああ。一応死海流からは離れているはずだが
油断すれば一気に持っていかれるからな」
皆を甲板に集めるか
ラ「レイ、甲板に行くぞ」
レ「了解」
2人が甲板に出ると既に皆が集まっていた
シ「お2人さーん。皆を集めといたから話していいよー」
ラウトは振り返り上で舵を取るシュカを見た
ラ「ありがとよ、シュカ」
戦闘狂のくせに、気が利くぜ
シ「俺は舵取りながら聞かせてもらうよー」
ラ「ああ、分かった」
ラウトは視線をシュカから皆に戻す。そして、野郎共!と叫んだ
ラ「相手はもう知ってるかもしれねぇがカミーラだ!
いいか!毎度仕留め損ねてんだ今回こそきっちり
潰すぞ!分かったか!」
ラウトの言葉に船員全員が叫び、応えた
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