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30 sideラウト
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シュ「あ゙ー寒いー!
俺が寒いの大嫌いなの知ってるのに、
何で待機組じゃないんだよー!」
アピス島を後にしたラウト達は次の目的地である、グラキエコルリスに来ていた
船員「しゃーねぇよ、シュカ
なんたって船長から直々のご指名だからな」
シュカはガタガタと震えながら少し先を歩くラウトにラウトのバカ野郎ー!と叫んだ
ラ「バカで結構。俺はこの雪の中、少人数で
戦闘になったとしても安心できる振り分けをしたんだ
待機組も含めて、
誰1人、命を落とすことがないメンツにな」
ラウトが文句あるか?とシュカに問う
シュ「文句なんか最初からないよ!寒いから誰かに
八つ当たりでもしないとどーにもなんないんだよ!」
レイリスは、だからって仮にも船長であるラウトに当たるな、と言って呆れた顔をした
ラ「ははっ。そうか、なら仕方がないな」
レ「まったく…。ほら、早く行くよ」
目当ての羅針盤を無事に手に入れ、足早に船へと向かう
無事に船に戻ると船内がバタバタとしていた
シュ「どうしたんだろ?敵とか?」
レ「特に争う音とか聞こえなかったし、
襲撃されたわけでもなさそうだけどね」
レイの言う通りだ。一体何が…
そこに1人の船員が走って来た
船員「せ、船長!よかった!戻ってきてた!」
ラ「どうした?皆、何をそんなに慌ててる?」
船員「俺は何も聞かされてねぇっす!
ただ、船長達を甲板に呼んでこいとだけで…」
ラ「そうか、ご苦労。レイ、シュカ行くぞ
お前らは荷物を片付けておけ」
そう言って荷物を下ろし甲板に向かった
走って来た船員を含めたその場にいる船員は、了解、と言って荷物の片付けをしに倉庫に向かう
そして、レイリスとシュカは頷きラウトの後について行った
甲板に着くと、珍しく見張り台から降りてきていたヴィムと海を覗き込んだり、何かを引き上げようとしている船員達がいた
ラ「おいヴィム。この状況は何だ、何が起こってる?」
ヴ「船長、瀕死の人魚です」
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