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ラ「何だよ、レイ。まだ何か用があんのか?」
横に立った気配を感じたのか、目を瞑ったラウトがそう発言する
カイルは気持ちを落ち着けるようにふぅー、と息を吐き、見当外れなことを言っているラウトに向かって声をかけた
カ「ラウト、お待たせ」
ラウトはその声を聞きパチリを目を開く。そして、カイルを見て唖然とした
カ「たくさん待たせちゃってごめんね
返事、まだ遅くないかな…?」
すると、ラウトが勢いよく起き上がりカイルを思い切り抱き寄せた
カ「わっ!」
カイルは抱き寄せられた勢いで、ラウトの膝の上に向かい合わせで跨る態勢になった
ラ「待たせ過ぎだアホ。…んで、答えは?」
カ「…よろしくお願いします」
ラ「そっか…すげぇ嬉しい。何ヶ月も待ったんだ
その分のお前を愛させろよ?」
カ「うん、いいよ」
ラ「じゃあ今、キスしていいか?」
カ「…うん」
ラウトが体を離し、右手をカイルの頬に添える
ラウトがゆっくり顔を近づけると同時に、カイルゆっくりと目を閉じた
1度、触れるだけのキスをして離れる。そしてすぐにもう1度唇を合わせ、今度は舌も絡める
控えめに伸ばされたカイルの舌を、ラウトは自分の舌で思い切り絡めとり、吸い上げた
キスはどんどん深くなる
最初は頬に添えられていた手も今では後頭部へ回り、もう一方の手は腰へと回っていた
苦しい…
その両手はそれぞれ支えるのと同時に押さえつけるかのように自分の方へと引き寄せていた
カ「んっ……は、んぅ…」
でも、気持ちいい…
カイルはラウトのシャツの胸元部分をキュッと握った
どれくらいの時間が経っただろうか、ラウトがカイルの唇から離れる
カ「はぁ…」
カイルの口の端からはどちらのものか分からない唾液が、つーっと垂れていた
あ、拭かなきゃ…
カイルはそれを指で拭い口にくわえ舐めとった
ラ「カイル、誘ってんの?」
カ「え?」
ラ「やっぱ無意識か…」
カイルはラウトの言葉の意図が分からなかったので、ラウトを見つめたまま首を傾げた
ラ「そんな可愛いことすんな。今すぐ襲うぞ」
カ「やだ」
こんな明るいとこじゃ丸見えじゃん
ラ「即答すんなよ…さすがの俺でも傷つくわ」
え、ちょっと、誤解だって!てて、訂正しなきゃ!
カ「別に襲われたくないわけじゃない
襲うならもっと暗い所でしてってこと」
………ん?
ラ「へぇ、じゃあ今からその暗い所に行こうか
そこなら襲ってもいいんだろ?」
ええっ!ちょっと待ってちょっと待って!でも、ここで否定したらさっきの言葉が嘘になっちゃうし、どーしよう!
カ「……ラウトの好きにすれば?」
うわーん、僕のバカー!
ラ「んじゃ、早速行くか」
ラウトは軽々とカイルのことを抱き上げ、立ち上がった
うえー!心の準備できてないよー!
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