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テ「皆さん、ご迷惑おかけしました
次お会いした時は、またよろしくお願いしますね」
テティスはそう言って海に戻って行った
テティスを見送るために甲板に集まっていた船員達が持ち場に戻り、いつも通りの状態に戻る
シュ「さてと、次の目的地はレイから聞いた島でいいの?」
ラ「ああ。いらねぇもん売っぱらって、
必要なもん買いに行く」
了解、船長。と言ってシュカは船員達に指示を出しに行った
カ「港に入るの?」
ラ「ああ。酒と食いもんとお前の服、その他諸々買って
いらねぇもん売っぱらうからな」
カ「なるほどね。僕も行ってもいい?」
ラ「そうだな…必ず俺と一緒に行動すると約束できるならな」
カ「もちろん」
人間の街は始めて見るから楽しみ
カ「あ…でも僕、靴?ってやつ持ってない…」
ここではずっと素足だったけど、港に行ったらそういう訳にも行かないだろうし…
ラウトはカイルの足を見つめ、あー…と声をこぼした
ラ「シュカ辺りの靴なら大丈夫か…?
2足持ってるか聞いてみるか。まぁ、もしなかったら
買いに行かせて、そいつが戻ってきたら街に降りればいい」
カ「分かった」
ラウトとカイルはシュカの所に行き、予備の靴があるか聞いた。シュカは予備の靴を持っており、幸いにも大きさがちょうど良かったので、そのまま今回は借りることにした
カ「ありがとう、後で返す」
シュ「はいよー。船長とのデート楽しんでおいでー」
ラウトとカイルはラウトの部屋に戻った
ラ「服は会うのがねぇから、それの上にこれを羽織れ」
そう言って金色の装飾が入った黒いローブを手渡した
カ「引きずりそう」
ラ「転ばないようにしろよ?あ、フードは被っておけ
厄介事に巻き込まれるのは困るからな」
なんで、フード?を被ってないと厄介事に巻き込まれるのさ
カイルは、なんで?と首を傾げる
ラ「カイルの見た目は珍しいからな
髪色も目の色も今まで見た事の無い色だから、
何かと目立つだろうし、注目されるだろ」
確かに注目されるのは困る。ラウトの言う通りにフードを被っておくのが懸命だね
カ「分かった。ラウトに心配かけたくないしそうするよ」
ラ「まぁ、1番は誰にもお前を見せたくないだけなんだがな」
そう言ってラウトはカイルを抱き寄せた
カ「独占欲?」
ラ「そうだな」
カ「焦るラウトを見れるチャンス?」
ラ「アホ」
首を傾げながら笑うカイルの額をラウトは指先で小突いた
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