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芯2
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「翔太…本当にごめんな。」
このピンとした空気はなんだろうか
達也くんは渚さんを睨んでる
自分は口を開くこともできない
「渚、あぁ渚、会いたかったよ」
「俺もだよ」
そう言って2人は抱き合う
なぜかわからないけど
目を背けたくなる光景だ
「あのさ、俺ら帰るから あんたらにかまってらんねーわ」
あんなにお兄ちゃん思いの彼がこんな風に言うなんて、どうしたんだろうか
「いくぞ、絢音」
「う、うん!」
翔太さんと渚さんは唖然として達也くんと僕が病室を出て行く様を見ていた
「あ、あの…帰って大丈夫だったんですか?」
達也くんは少し黙った
聞かないほうがよかったかな…
「いいんだよ、あれがあの人達の愛の型なんだから。俺が何言っても聞かねーよ」
「そうなんですか。」
愛のカタチ?
それって達也くんはあの2人だから
認めているわけで
僕の愛のカタチはどう見えていたの?
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