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芯4
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人生は色々なタイプに分かれていると思う。
夢が叶う人、人生に絶望している人、
仕事で成功してる人、愛し合ってる人、
その中に僕の当てはまるものはあるのだろうか
きっと探したとしてもろくなものじゃないって事はわかってる。
朝、目が覚めると急に不安が襲ってくる。
自分が何かとてつもなく悪い事をしたような気持ちになるんだ。
そして毎日、それが今、起こってる。
体が言うことを聞かない
恐怖で足がすくむ、何も聞こえない
あぁ、父さんは今何をしてるかな
僕を捨てた父さんは、幸せになっているかな
結局僕の人生に何か影響をもたらす事はきっと
無いと気づくのに。
トントン
「いつまで寝てる。起きろよ。
もしかして昨日の事怒ってる?」
その質問をする君はサイコパスだ
「いや、平気です」
そして、その質問にこんな返事をする僕も
おかしいと思う。
「、、、なにそれ、なんだよその態度」
「え?」
「慣れたってたか?そう言いたいんだろ?」
「いや、そんなんじゃ、迷惑かけたくないんで」
「……」
「すみません。」
「あっそ」
素っ気ない態度、それにももう慣れたよ
僕は大丈夫。
そして達也くんは部屋を出た
なんて言ったら、君は怒らない?
学校へ行く身支度をして
一階へと足を運んだ
女の人の声が聞こえる
どうやら玄関で言い争ってるみたいだ
「あんたいい加減にしてよ!」
「帰れよ、クソ女、うぜぇ…」
「はあ?あんたの兄貴に話があんのよ!
いるんでしょ?!出しなさいよ!」
「いねえよ。どっか行ったわ」
翔太さんに?
すごい綺麗な人だ、でも随分派手な格好だな
「あ、あの、学校は…」
「あ?あぁ行くよ、て事で帰れクソ便器」
「クソ便器ですって?ガキが調子に乗んなよ!
誰よ、その子。」
「るせぇな…誰だっていいだろ」
「誰だって聞いてんのよ!」
「友達」
「ふっ、どうせセフレでしょ?
ねーあんたこいつの肉便器?かわいそぉ〜
相手にされてないんでしょ?笑」
「るせえよ、クソアマ
汚ねぇじじいにでもケツ振ってろ。帰れ」
「あ!?もういいわよ!」
大きい声を荒げドアを思いっきり叩いて
女の人は車に乗って去った
「気にすんなよあいつ色んな奴に喧嘩振るから」
「そうなんですか…」
達也くんは僕を友達って言った
「学校いこうぜ」
「はい」
ほら、結局こうなる
君は僕に対して優しくしなければいけないどういう呪縛に縛られている
昨日の事は無かったかのように
自分自身に嘘をついて
取り繕って、偽善顔を僕に見せて
悪者はあくまで別の"俺"として扱う
翔太さんがいない時、君はとても不安定になる
それを隠すために穏やかになったり激しくなったり自分でもコントロールができていない事に気付いているくせに
わからないフリしかできないお子ちゃまなのは
お互い様なのに。
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