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家柄とマナー
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その後の英語の授業の担当教師は教室に入るなり驚いていた。
それはやはり、成弥と藍原君が居るから。
でもそんなあからさまに驚くと、藍原君達に失礼。
先生が出欠をとると、
先生『お?お前が新入りか。』
僕の方を向いて聞いてくる。
刹那『…はい。』
すると、近寄ってきて何故が顎クイされる。
先生『随分とまた可愛いやつが来たな。』
ゾッ
永遠『お『離してくださーい。』…。』
ここで藍原君に文句を言って貰うと、目を付けられてしまうのは藍原君なので遮るように自分で言葉にした。
先生『あ?』
刹那『でーすーかーら、僕に触らないでいただけませんか?』
先生『んだと糞ガキ。』
この人はきっと僕にだけじゃなく、誰にでもこうなんだ。
少しは自粛してもらわなきゃね。
僕はこの学園特有の権力というものを使わせてもらうことにした。
刹那『潰しますよぉ?』
先生『ッでも安藤なんて聞いたこと…。』
その一言で周りがざわついた。
まぁたしかに聞いたことないだろうな。
刹那『安藤なんて財閥ないですしねー。』
先生『じゃあ俺を潰せるわけねぇだろ!』
この人は本当に大人なのか?
ここで刹那の雰囲気はガラッと一変した。
いつも、永遠と成弥以外に間延びした話し方や良い顔をしているが今は素の刹那になった。
刹那『口には気をつけて頂きたい。
教師である以上、それ相応の態度があるでしょう?
僕はただ家柄でものを言ってるなんて全くない、
でも僕は貴方のようにマナーが身についてない人は大嫌いなんだ。誰彼構わずに自分より身分がしたそうと思えば絡んだり手を出したり…でも今回は相手を間違えましたね。今後一切、僕に絡まないでください。』
冷たくピシャリと言った。
先生『…どこのやつだよ…。』
先生も圧倒されていた。
刹那『花宮です。』
先生『理事長の?!』
藍原君と成弥も驚いていた。
刹那『だからといって僕は詩輝さんの名前に乗っかるつもりは全くないです。』
それから先生は何も無かったかのように授業始めた。
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