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刹那への鍵
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次の日、いつもとは違う緊張感を覚えながら成弥と登校する。
成弥『永遠ー、顔が怖い。』
永遠『しょうがねぇだろ、緊張するんだよ。それにあいつの体調がいつも以上に悪くなってたらどうするんだよ…。』
成弥『それは、まぁ…。』
永遠『…。』
それからは授業もサボらず、ただぼうっと授業を受けていた。
お昼休み、スマホに電話がきた。
永遠「はい。」
詩輝「今から来い。」
永遠「すぐ行きます。」
電話を切ってから俺は成弥を置いて全力疾走で理事長室へ向かった。
ガチャっ
永遠『来まし、た…ハァッ、ハァッ…』
初めてこんな必死な永遠を見て詩輝は笑った。
詩輝『今日の放課後、この部屋へ行け。
そこに居るから…良かったな。』
貰ったものは寮部屋の鍵。
これで、刹那に会える…。
永遠『っ、はい。』
それからはひたすら刹那のことを考えながら教室へ戻った。
その後の授業も、今すぐ刹那の所に行きたい気持ちを抑えて学校が終わった。
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