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「ルナ、おいで」
ベッドに座っているジューンに手招きされる。
その前に行くとそっと手を取られた。
「震えているね。恐い夢でも見たのかい?」
心配そうに手を摩られる。
そのままルナの手を自分の口元に持って行き、ペロッと舐められる
「な、なに?!」
驚いて手を振りほどこうとしたが、ジューンがそれを許さない。
(ジューン様、何かいつもと様子が違う?)
そう思えば顔が少し赤い気がする。
熱でもあるのではないか、とルナは思ったがシノの言っていたあの言葉を思い出した。
"人間は酒を飲んだようになる"
あれは酔っ払うという意味だったのかもしれない。
「ジュ、ジューン様」
「ふふ、びっくりしたかい?尻尾が真っ直ぐ上を向いている。ルナはすぐに感情が尻尾に出るな」
解すようにやわやわと尻尾を触られる。
途端にルナは真っ赤に染めながら顔を横に振った。
「、ぁ」
「かわいい」
ルナは後頭部を手で抑え付けられ、
何もわからないままキスをされた。
「……ジューン様?」
「ん?」
ジューンの目はトロンとしていてほとんど寝ているんじゃないか、と思うほどだ。
「ど、どうしー」
言葉を途中で遮られ、ベッドに押し倒される。
その間ずっとキスをされ続け、もちろん今までそんな事をした事がないルナは恐くなって縮こまる。
(な、なに?なに?)
まったく状況に着いて行けていないルナ
ただ分かっているのはジューンはルナを見ていない事だった。
身体を弄られ、ついに下半身にジューンの手が伸びた時ルナはほとんど悲鳴の様な声を出した。
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