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夕食中、ジューンは隣の男の人と話しをしている。
いつもでは無いが、こうやって食べながらも他の人と仕事の話しをすることがある。
どんな内容の仕事をしているのかは知らないが、言っている事が何も理解出来ないので難しい仕事なんだろうと思う。
ルナはというと隣に座っているシノと今日行った湖の話しをしていた。
デザートにアイスクリームが出てくる。
ルナのはイチゴ味
シノのはチョコレート味
ジューンのはバニラ味
エマのは…
そうやって他の人のアイスをじろじろ見て食べたそうにしている。
くすくすジューンに笑われて真っ赤になる。
さっきまで他の人と話していたのにルナのこういう所はちゃんと見ているのだ。
スプーンを持ってちまちま食べ始める。
おいしい!
ここの屋敷のシェフは毎回食べた事が無いくらい美味しいものを作ってくれる。
なかでも好きなのはスコーンだ。
前に掃除をしている時にジューンに貰ってから3、4回特別に作ってもらった。
「おいしいです」
「そうか、良かった」
ルナの口の周りに付いたアイスをジューンは指でとって舐め、"本当だ"と笑う。
「これもお食べ」
そう言って自分のアイスをルナに差し出した。
「いいんですか?」
「いいよ」
仲良さそうに話す2人を他の人たちはほんわかした気持ちで見守る。
食べ終わるとルナは自分の部屋では無くジューンの部屋に行く。
それから色んな話をして一緒のベッドで眠るのだ。
誰かと同じベッドだなんて最初はすごく抵抗があった。
でも自分以外の温もりに包まれて眠るのはとても気持ちが良く、今ではそれが無いと眠れ無いようになってしまった。
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