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お腹いっぱいに食べたルナはさらにデザートも食べ、次に睡魔が襲ってきた。
寝てしまいそうになるのを我慢していたが、ついにテーブルに伏せてしまった。
それを確認したようにエマがジューンとシノに言いたかった事を口にした。
「ジューン様、シノ様。ルナはそろそろ子供を産みます。産まれて来る子は完全な人間で無い可能性が高いのですが、どうか愛してやって下さい。」
エマが頭を下げる。
ルナが子供を産むとすぐに村に帰ろうと思っているので、それから後のルナが心配なのだろう。
慌ててシノが頭を上げさせニコっと笑う。
「そんな事は当たり前です。」
「エマさん、安心して帰って下さい。」
エマはそんな2人を見て涙ぐみ、ホっと胸を撫で下ろした。
「ルナはあの通り、特殊な体をして産まれて来たものですからずっと周りから除け者扱いで…あなたたちのような人に出会えて本当にルナは幸せだと思います。」
そこまで言った後すぐにルナが目を覚まし、何を話していたのかと3人に聞いた。
エマは何でもないと答え、眠たいのなら今日はすぐに寝なさいとルナに言う。
「それじゃ、おやすみなさい」
「おやすみ」
まだ眠たいながらもジューンにしがみつき、よろよろと歩いた。
ジューンはしっかりとルナの肩を支え、部屋に入った。
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