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嫌味を含んだ憎々しい声に重い瞼をゆっくりを開きます。
「あ?返事も出来ねぇのかよ、……って、やけにボロボロだな。」
返事をする気力は、もちろん残っていません。ペテン師のように話を続ける彼___悪童、花宮真____をぼう、と見続ける僕は、さながら壊れかけの人形の様だったと後から語られました。
「…な、なぁ花宮。此奴、死んでんじゃねぇかってくらい何も反応無いんだけど。」
「………腕、折れてんじゃね。これ。」
「………通り魔…か、そこいらのチンピラか、それとも…」
____とうとう帝光に見棄てられたか
僕の意識はそこで途絶えました。
嗚呼、期待や羨望の愚かなこと。
やっぱり女神は僕に微笑まない様です。
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