アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2
-
弟が、いつも通り目の前で着替え始める。
不健康で青白い肌、触ればきっと女より少しかたくて、でも柔らかい。
触りたくなる衝動を抑えるのに必死だった。
中学生二年生の頃。
俺は、中学生になったばかりの弟を犯した。
流石に最初は抵抗してきたけれど、逃げるのは無理だと悟った瞬間、弟は抵抗を全くしなくなった。
当たり前に初めてだから、痛みで顔を歪める弟の姿が余計俺の性欲を煽った。
それがいつしか日課になり、俺の下や上で喘ぐ弟を見て涙が出そうになった。
嬉しいのか、嬉しくないのか分からないこの感情が気持ち悪かった。
何が計算外かというと、弟は自尊心が低いあまり、他人に性行為で愛を求める様になった。
性行為をしてお金を貰う。
そんなことを中学生で覚えてしまった。
それを覚えて数年。
弟は高校二年生になった。
俺は決められたレールの上を走るように、県で一番頭のいい高校に入り、弟は運よく普通の偏差値の男子校へ入学。
だけど、案の定、弟は赤点ばかり取ってた。
取ってたはずだったけど。
ある日、突然、全教科赤点取っていた弟が、たったの一教科だけ赤点を取った。
本当に突然だった。
どんなに勉強しても赤点ばかり取っていた弟が、突然、たったの一教科だけ。
俺は不思議に思って聞いた。
『先輩に勉強を教えてもらいました』
何故か、その先輩というものに嫌な予感がした。
頭の中で、どこの誰だか分からないその男に嫉妬した。
グルグルとソイツが俺の頭を支配する。
嫌な予感がずっと、俺に付きまとう。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 32