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再会【2】
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教室につき、黒板に貼られた表を見に行く。
そこには席順が書かれていて出席番号順に席が並んでいた。
当然の事ながら自分の苗字は‘あおき’だ。
最初の50音があ行でその次もあ行…。
これまで生きてきた中でずっと出席番号は1番…
もうこれはギネスでも出せるんじゃないかと思うくらいだ。
また今年も1番か、と溜息をつきながら席に座る。
「たまには2番とかにでもなってみたいもんだよ。」
ぼそっと皮肉を呟くと後ろから声をかけられる。
「そう…?」
「…!!」
俺のことをそうと呼ぶのはたった1人だけ。
もしかして…
後ろを振り向くとそこには幼馴染みがいた。
「あ、やっぱそうだ!凄い…久しぶり…?」
ぱぁと顔を輝かせたあと少し首を傾げ苦笑した。
覚えてるのか不安なのだろうか。
少しそわそわしてるようにも見える。
「え、どちら様?」
「えぇ!」
「ふっ…嘘だよ。久しぶり。」
少し笑ったあと笑顔で返した。
本当に久しぶりだなぁ…。
凄い、懐かしい
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