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ファンクラブ
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_陽、って言ったっけ?年下の分際で優哉様と付き合うとかどんな神経してるの?
目の前には、一人...二人...三人...?の男子。見た感じ、先輩。1人はゴツくて、残りは華奢。俺より、細い?俺もこんなに、可愛くなりたい。
「聞いてんの...?」
ぐっ、と胸ぐらを掴まれて"うぇ"と嘔吐感がます。息がしづらい。酸素が足りない。
こんな事になったのは、かくかくしかじかで...。
「優哉様はみんなのなの。抜けがけはダメだから。...別れてくれる?」
「い、や!」
そう即答すれば何の返答もなく、ビンタされる。してきたのは、華奢な男子の片方。冷ややかな目でこちらを見下ろす。何の感情もこもっていないただのガラクタに見えた。
「別れろよ。早く。別れて、お前は消えろ。」
「いや、だよ...。いいこと教えてあげる...。俺、もう...優哉とシちゃったから。」
我ながら性格糞だと思うんだ。煽ってる自覚は凄いある。自覚症状あり。こういう子は、話しても分かんないって凛から聞いたような気がしたから。
ほら、みるみる内に顔を真っ赤にさせて怒りを顕にする。それは、さっきの無表情くんもそう。
「調子乗ってんな!」
次こそ痛いやつ。スローモーションのようにその手が振り落とされる。痛みが怖くて目をぎゅっと瞑った。
一向に痛みは来なくてそぉっと目を開けるとそこにいたのは、優哉...じゃなくて光?...光!?
「調子乗ってんのはお前らだろ!優哉先輩は、陽のなの!先輩が言ってんだからそうなの!現実から目を逸らすな!終わりなの!先輩が選んだ人に文句つけるなんて、先輩に文句言ってるもんだからね!?潔く諦めなさい!」
めっ、と言った光は...カッコイイより可愛いって感じで。
「なんだよ。邪魔すんなよ。」
無表情くんはまた冷ややかな目線を光に送る。
少しして、ガサガサと音がして音のする方に目を向ける。
「そ、文句つけんなって。度が過ぎると嫌われるよ。」
「遅いですよ。」
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