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episode.27
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頭がふわふわとして、目を開けたエレンは、目に入った人物が、リヴァイで少し驚く。
「へい、ちょ?」
そして、これは夢か、と思う。
リヴァイが自分のスーツを脱がせていて、どうやら自分はベッドに寝ているらしい。
「おい、しっかりしろ、イェーガー」
夢の中でくらい、エレン、と呼んでほしい。
「名前…なんで…呼んでくれないんですか…」
「………エレン」
「ふふ…へいちょー」
エレンはにへらっ、と笑ってぎゅーっとリヴァイに抱きつく。
タバコと石鹸の香りが、やけにリアルで、嬉しくなった。
「兵長…すき…好きです…」
「おい、誰と勘違いしてんのか知らねえが…俺は兵長じゃねえぞ」
「ん…リヴァイ、さん?」
名前の呼び方が気に入らなかったのだろうか、と思う。
そういえば、付き合い始めてからは名前で呼べ、と何度も言われた気がする。
そう思って、名前を呼んで首をこてん、と傾けた。
「…お前、俺を誰だと思ってる」
「…俺の大好きな兵士長様…リヴァイさん…」
エレンはそういうと頬にチュッ、とキスをした。
「っ、おい!」
「…?へいちょ…?」
「クソ…俺は悪くねえからな」
リヴァイは一言だけそういうと、エレンの唇にキスをしてきた。
「んっ…」
唇を舐められ、少し口を開くと、その隙間から舌が入り込んできて、舌を掬い上げられ、絡められる。
「ふあっ、ん…んっ、ん…」
エレンの口からは自然に声が漏れた。
(キス…うまいなぁ…)
深く舌を絡められ、ゾクゾクとした感覚が這い上がってくる。
「んっ、ん…へ…ちょ、んっ…」
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