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遠く届かない存在
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青い海、晴れわたる空
「今日もいい天気だ」
と誰に呟く訳でもなく呟く
「てか今日1時限から体育じゃん最悪だ」
僕、河内剣(かわうちけん)は運動音痴だ
「そんな事今に始まった事じゃないと思うけど」
幼馴染の内田裕也(うちだゆうや)だ
とにかく無関心だ
「えーてか裕也エスパー!?」
「何年一緒いると思ってるんだよ
お前の事は大体理解してるつもりだが…?」
そういやそうか小さな時からずっといる
「てか早く行こうよ
剣が大嫌いな体育」
僕と裕也が更衣室まで行くと
「あ、今日クラス混合だねめんどうだ」
と裕也が言った
「そうだったけ?ってことは?」
拓磨くんと会えるかな?
いやいや今日は話せるかな?
「てことはなに?」
「べ、別に考え事してただけだよ!」
なんかツンデレぽいな
「ふーんだったらいいけどさ
深くは聞かないよ」
拓磨春馬(たくまはるま)
遠く届かない存在だ
クラスは違うが僕と違って運動が出来る
他の事はわからないけど
いいな…運動音痴な僕は羨ましい
それに誰に対しも優しいとか…
ほんと憧れだ
てか今日転校生が僕のクラスくるって聞いたんだけど
初日から遅刻かー?
まぁ今は体育かだるいな…
しかも寝不足なんだよな
ちゃんと出来るのか?
不安だ
まぁ、最初は走るんだったか、やばい目眩がしてきた
だめだ意識が…
もうだめ…
力無くその場に倒れた
「おい!剣!」
ごめん裕也いつも迷惑かけて
「誰か!」
「大丈夫か?保健室にはオレが連れていくから
クラスは違うが任せてくれるか?」
ん、誰だ?
なんか安心する
どうかこの温もりを感じてたいずっと…
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