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今は何も出来ないけど
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すごくわかりやすく
勉強教えてくれた
やっぱり剣教え方もうまいんだな…
「剣の教え方が、上手いからな
俺でもわかりやすい」
「あ、ごめんね
結構散らかってて
昨日お父さんとお母さんが
来たから…」
確かに荒れてる
なにがあたんだろうか
きっと辛い過去が…
「片付ける余裕なくて
でも呼びたかったの」
そっか…
オレになにかできないだろうか?
「そっか
別に気にしてないからな」
オレは微笑み
あの事を聞いてみるか
でもどうしよう…
「なあ、聞くか迷ったんだけど」
「?なに?」
どうしようか…
言ってしまってもいいのだろうか?
「今日倒れた時あっただろ?
その時に…お父さんお母さん…許して…って…」
オレもいつか話すからな
「話すからこの事を
でももうちょっと時間ちょうだい?
勉強は後でね」
ぎゅと手を握った
こういう時ってオレどうするべきか
わからないけど
今は何もできないけど
ただこうやって手を握る事しかできない
ふと不安だった
「不安なのか?」
安心ではないよな
剣は優しいし
どうしてなのだろうか
こんないい奴なのに…
「これ…話ても…捨てないで…」
捨てる?
好きじゃなくなるって事だよな?
「てかオレ、お前の好きでいる
当たり前だろ?だって友達よりふかーい
関係になるんだら」
「じゃあ話すね」
泣きそうになってる
更にぎゅと力を込めて剣の手を握った
あ、そんな事があったんだな
親の事だから…
「そうか
オレこんな時かける言葉なんて
見つからない…でもどんな過去だって
剣を好きなのは変わらないから…」
いろいろあったんだな
「うん!ありがとう」
ずっと笑顔でいて欲しい
なにができるか
わからないけど
幸せにしてみせるから…
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