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ゲームとフジと、恋バナと。
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サーモンをお皿に移していると、
フジから声がかかった。
「ねぇらーひー、ゲームしよー」
とか言って、ソファに座って隣の席を
ぱたぱた叩く。わぁ、ネタになりそう。
「良いよー、何するー?」
と返すと、
「マリカー!!!!」
と元気な返事が返ってくる。
おぅおぅこの僕にマリカーで勝とうなんて、
百年早いわー。
百年たったら僕もフジも居なくなってるよ。
「あ、あのさぁヒラぁ・・・・・・」
なぁに?
と返事をしつつ赤甲羅で後ろをガードする。
ここでフジが爆弾を落とした。
「す、好きな人とかさ・・・・・・いるの?」
手元が盛大に狂ってわきの茂みに突っ込む。
このタイミングで恋バナ!!??
いっつもこいつ恋バナとかしないのに!
取り敢えず自分を落ち着かせて言葉を出した
「いやぁ、今はいないよ?どうかした?」
「い、いや別に・・・・そ、そっかぁ・・・・」
フジは落胆と喜びを足して二で割った様な、
複雑な顔をしている。
フジは僕になんて言って欲しかったの?
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