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お互いの秘密。
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「だあぁ!だから調子のってのみ過ぎんな
って言っただろ!」
「いいじゃんかあぁ」
フジが奇行に走った末に眠りについた頃。
ヒラはキヨを呼んで飲んだくれていた。
「ふじはぼくのどこがすきなのさあぁ」
意外にも、本っ当に意外にも、
キヨはその呟きに律儀に答えていた。
「他人を優先しちゃう優しいとこ」
「・・・・・・・・・・・・え?」
「それで損しちゃうとこも可愛い。
人見知りでも頑張って話すとこ。
困ってる人をほっとけない所」
「ちょ、・・・・・・キヨ、」
「仕草が可愛い。
天然なとこも好き。
・・・・・・愛されてるな」
「キヨ!」
思わず大きな声が出た。ねぇ何それ。
「ねぇちょ、ちょっと、何それ!?」
「あ」
「あ、て何だ!ねえ何!?」
キヨはやってしまった、とばかりの顔。
「・・・・フジには言うなよ」
「・・・・・・言わないよ」
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