アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
不安定。
-
あー!つかれた!
ずっと編集してたからなぁ。
夜だけど、コンビニくらい開いてるだろう。
よし!夜食買いに行こう!ポテチかな!
太るよ俺。絶対太る。アイスでいいや。
アイスも太りそうだな充分。
夏だし夜もそこまで涼しくないなぁ。
むしろ暑い。
ぼぉっと歩いていたら、
小柄な人にぶつかりそうになった。
「わ、すいません、・・・・・・って、ヒラ?」
「ふ、じ・・・・・・」
ぎゅ、と。
ヒラに抱き着かれて慌てた。
「わっ、ちょちょ、ヒラ!?」
「た、すけ・・・・・・グスッ、助けて・・・・・・!」
「────・・・・・・・・・・・・え?」
ぐずぐずと鼻を鳴らして俺の腹に顔を埋める
ヒラ。・・・・・・どういうこと?
「落ち着いた?」
「ぅ、ん・・・・・・ごめんなさい、ありがとう」
どうにかヒラを俺の家に連れて帰り、
落ち着かせた。まだ無理してる感あるけど。
「どうしたのか、俺、聞いていい?」
よく見なくても、ヒラは相当疲れている。
そう言えば一週間前からおかしかったなぁ。
目の下のクマ、青白い顔。
・・・・・・少し痩せたかな?どうしたんだろう。
「・・・・・・と・・・・・・が、・・・・・・」
うぅんなんて言ってるのかわからないけど。
「ごめん、もう少し大きな声で喋れる?」
「・・・・・・ストーカーが、」
すとー、かー?
「一週間前位から、視線を感じてて、」
「・・・・・・何で言わなかったの?」
「気のせいだと思ったんだよ・・・・・・」
まじか。
ずっと悩むくらいなら、相談してくれれば
よかったのに。
「それからこれ、今日郵便受けに入ってた」
ヒラが渡してきたのは、六通の封筒。
全て白地の封筒で、何も書いていない。
『ヒラさんだいすき』
『動画ぜんぶみてます』
『かのじょいませんよね』
『電話番号発見。〇〇〇―〇〇〇〇〇』
『今度電話しますね』
『好き好き好き好き好きだーいすき。』
きもちわるい。
その手紙は、異常な愛を綴ったもの。
しかも、俺の、俺達の仲間の、ヒラへの。
執着、異常、愛情、歪み。
許せない。
ヒラは、俺のだ。
あれ。
これじゃ、このストーカーと、
同じ思考?
「フジ大丈夫?ごめんね見せちゃって」
その場に意識が引き戻される。
最悪だ、俺。
阿呆な事考えて、ヒラに気を遣わせて。
「ヒラ、しばらく家に泊まる?」
「・・・・・・・・・・・・え、」
だってそうした方が良くない?
誰かといる方が安心だろうし、安全だ。
「良い、の・・・・・・?」
「いいに決まってるべや」
「迷惑になるかもしれないし、」
「迷惑なんかじゃないよ」
「・・・・・・危ないかもしれないよ?」
「承知の上だよ」
「じゃあ、あの・・・・・・お願い、します」
「うん、・・・・・・よろしく」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
21 / 48