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LINE。
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フジからLINEが着た。
『一応ヒラの家に来て』
ヒラ家がどうしたんだ?とか思いつつ、
用意をする。
そう言えばヒラ最近元気なかったな。
何かあったのか?フジになんかされたとか?
とか呑気に思いながらヒラの家に向かう。
ヒラの家の玄関前だ。
・・・・・・なんか女の声が聞こえるな。
「・・・ぁ、・・・いふ・・・・・・たぁ」
ドアを開けた。
そこには。
血塗れで倒れるフジと、
そこに寄り添うかたちでいるヒラと、
血に濡れたナイフを振り上げる不気味な女。
考えるまでも無かった。
女だろうが関係ない。
状況から見てフジを刺したのはこの女。
とめなければヒラも刺されるかも。
「────ふっ!」
呼吸を整え、柔道の容量で女を投げる。
柔道分かんねぇし、受け身とか考えてねぇ。
「っぁ、」
頭を打ったらしく、
そのままぐったりとする。
関係ない、こんな奴。
俺の仲間に手を出した時点で重罪だ。
「ヒラ、大丈夫か?」
「フジが、フジ、がぁ・・・・・・!」
少し不安定みたいだな。
取り敢えず救急車と警察を呼ぶ。
「ごめ、なさい・・・ごめん、なさい・・・・・!」
「落ち着け、ゆっくりでいい」
「キヨごめんなさい、フジが、しんじゃう」
「だいじょーぶだって、フジは死なない」
取り敢えず少しだけ落ち着かせた。
やっと救急車の音がした。遅い。
病院について、こーすけに電話をかけた。
フジはまだ、手術中だ。
「落ち着いて聞いてくれ。・・・・・・あのな」
「今すぐ、病院に来てくれ」
「フジが、刺された」
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