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それぞれの思い。
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フジは一命を取り留めた。
僕こ家に入る前、フジがキヨにLINEしていた
らしい。だから、キヨは来てくれたし、
救急車も早く呼べた。キヨに感謝だ。
そして、キヨを呼んだフジの判断も、
とても正しかったと言えるだろう。
・・・・・・・・・・・・最悪だ。
僕が迂闊だったのに、フジが死にかけた。
キヨやこーすけも心配して、迷惑かけて。
僕が悪いのに。
・・・・・・起きてよ。
フジ、起きて、起きてよ。
僕はまだあの時の返事、してないよ。
だから、起きて。・・・・・・・・・・・・お願い。
フジが俺を呼んでくれてよかった。
ヒラが刺されることもなかったし、
救急車も呼べた。ヒラの、あの時の
精神状態なら呼べなかっただろうし。
でもまだ、フジは起きない。
まだ昏睡状態で目覚めないし、
ヒラは可哀想なくらいにやつれていて、
昼夜問わず看病をしている。
相当疲れてそうなのに、休めと言っても
聞かず、多分寝てない。寝れないんだろう。
あの時俺がもう少し早く来ていればという
後悔はもう消えない。
もう少し早く来ていればフジは
刺されなかった、かも。
起きろよフジ。
ヒラが、お前の好きなやつが悲しむんだから
だから、だから起きてこいよ。
多分あの時の告白の返事は・・・・・・・・・・・・。
俺は無力だと思う。
あの時、──────フジが刺された時。
その場にいた訳でもないし、
そしてフジから連絡が来た訳でもない。
だけど、俺は無力だ。
あの時何かをした訳ではなく、
そして今も何も出来ない。
フジが起きてくるのを願うだけの、
ただの役立たずだ。
────────────────────────────
こーすけの口調難しいです。
最後の『俺は無力だと思う』のとこから
こーすけの思い?何だけど、
ほぼ誰が喋っているか分かんないです。
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