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マーキング
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(マーキング ナビ△微回想2日目)(語り手は、ナビゲーター)
(場所は、柳瀬が、少年狩りしていた、サファリパークの中)
満月の夜に、少年が、作った、籠網は、象達の餌として、アフリカから、
取り寄せて、植樹されたと思われる、「エレファントグラス」(3mから
4mの高さのイネ科の植物)の茎を、「カラムシ」というイラクサの仲
間の、茎の、表皮を、剥がしたものを、少年は、自分の足の、親指に、
複数引っかけて、後は、それを、手で、器用に、ねじりながら、紐に
した物を、エレファントグラスの、茎に、編むようにして、結んで、
作り上げた、高さ50cm、幅2m、横70cm位の、刃物がないの
で、不格好な、網と言うより、上が、動く、箱のような物、だった。
作っている、最中に、外気が、冷えていたので、何回か、おしっこが
したくなり、茂みで、少年が、用を足すと、寝ているはずの、赤目虎
が、その後、必ず、起き上がり、少年の、用を足した、辺りに、上か
ら、マーキングを、していたが、あんまり、臭いので、少年が、赤目
虎に、
「赤目虎さん、悪いけれど、もう、少し、離れたところで、お願いで
きない?」
「象さんの、鼾が、大きくて、僕が、眠れないと、虎さんは、言った
けれど、これじゃ、僕、虎さんの、おしっこ、臭くて、居られないよ。」
少年は、虎の、おしっこが、猛烈に臭いと、本に書いてあったのを、体
験させられてしまい、3度目の、マーキングを、赤目虎が、した時に、
我慢できなくなり、話したら、赤目虎が、少年の、所に来て、少年の足
に、マーキングをしてから、
「何言っている、坊やを、守って、やろうと思って、しているのだ!」
そう、言われて、赤目虎に、睨まれたので、少年は、ひどい悪臭を、足
元に、感じながらも、仕方なく、耐える事にした。
少年は、動物が、好きで、収容所から、もし、出られたら、山で、動
物達と、すごす事が、夢だったので、学校の、図書館で、色々な、草
からロープを、作る、知識を、得ていたのが、上手く役だったが、最
初は、中々、上手くいかず、作り、終わったのは、もう、東の、空が、
明るみを、帯びかけた、時だった。
少年が、紐にしたのは、カラムシ(別名苧麻、英語ではラミー)は、
どこにでも、生えている、物で、大人が、ぶら下がっても、切れない、
丈夫な紐にも、なるが、 荒目の、布にも、出来るので、今夜は、大
事な所を、隠すための、布を、作ろうと思いながら、赤目虎の、横で、
悪臭に、睡魔が、勝り、少年が、寝てしまい、象達の、足音で目が、
覚めた時は、赤目虎も、自分の体を、少年の体の、上から、重ねるよ
うにして、寝ていた。
虎の、睡眠時間は、1日15時間位が、普通だから、おそらく、昨夜
は、寝て居なくて、今になって、爆睡したのだろうと、少年は、思い
ながら、体に、掛けられていた、赤目虎の、手足を、押しのけて、起
き上がると、赤目象が、少年の、頭の中に、
「おはよう、大丈夫だったか?」
「リリーさん、おはようございます。」
「昨日は、ありがとう。」
と、少年が、頭の中で、言葉を、返したら、赤目象が、少年の、足元の、
匂いを、嗅いだ後、まだ、目の、覚めない、赤目虎の、上に、静かに、
歩いて行き、赤目虎の体に、大量の、放尿を、しだした。
赤目虎が、飛び起きて、体が、雨で、濡れた猫が、水を切るような、動
きを、した後、
「何しあがる!!」
と、赤目虎が、言った後、赤目象を、睨んで、飛びかかる、跳躍姿勢に、
なった。
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