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29柿狗くんは出てこないです-1
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今日はうっかり仕事中に柿狗くんの生放送のことを考えてしまい、仕事に集中出来なかった。
だいぶ色々なことして来たからなあ、とは言えお尻の方は全然だから、まだまだやることはあるんだ。
そんな午後、搾乳機や特製尿道パールを作ってくれた知り合いから呼び出しがかかる。
居酒屋に待ち合わせて、合流。
最近は直帰して柿狗くんの家に行くか、生放送用に資料(AV)集めたりしていたから、飲みに行くのも久しぶりだ。
「急にどうしたの、古佐治(こさし)から誘ってくるなんて珍しい」
古佐治は高校の同期で、古佐治は高卒後金属加工業系の仕事に就き、僕は大学卒業をして一般企業に就職。
高校時代特に仲が良かったわけではないが、なんとなく連絡を取り続けてきた。
柿狗くんとの生放送は内緒にしているが、男同士性癖の話しで盛り上がり、手が器用な古佐治は例の搾乳機や尿道パールを作ってくれた経緯がある。
「ああ、お前に聞きたいことあってな。とりあえず生でいいだろ」
「うん」
休日前の居酒屋は団体客で混雑しており、なかなかビールが来るのも時間がかかる。
古佐治はその間、なにやら携帯をいじっている。
僕も手持ち無沙汰に、携帯の画像フォルダを開く。
眠っている柿狗くんを内緒で撮影した一枚。
薄く口を開き、無防備に寝顔を晒している。
可愛い可愛い柿狗くんに心が癒される。
「じゃあま、カンパーイ」
「かんぱーい」
やっときたビールのジョッキをカチンと鳴らし、一口飲んだ。
僕、お酒はすぐ酔っちゃうからそんなに得意じゃないんだよね。
でも仕事終わりのビールってやっぱり美味しいや。
「さっそく本題なんだけど、これ、下戸(げこ)だろ」
今だにガラパゴス携帯を使っている古佐治が、携帯をテーブルに置いた。
映し出されたのは、柿狗くんの姿だ。
「…いやあ、どう見ても僕じゃないけどね」
だいぶ前の動画だ。
カテーテルがピンと伸びたそれは、膀胱イチゴオレを作った時のものだとすぐわかる。
生放送で上げつつ、別に録画したオリジナルムービーが柿狗くんの家のパソコン、僕の携帯と、バックアップに僕の家のパソコンにも入っている。
何度見直したかわからない。
そんな柿狗くんの姿を、見間違うわけもない。
「ああ、違う違う。こいつは柿狗だろ?それじゃなくて、この鬼ピーとか呼ばれてんの。お前だろ」
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