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「、、、、ただいま、」
僕はいつも通り同じ時間に帰ってくる。
「お!おかえり!遅かったね、どこいってたの?」
……誰のせいで遅く帰ってると思ってるの
彼は、お風呂から出てきたのか、タオルで髪の毛を
ふいている
「う、うん、ちょっとバイトが長引いちゃって」
「そうだったんだ、お疲れ様」
彼は、僕の頭を優しくなでた
これ以上優しくしないでよ……
知らないふりをしているけど、わかる。
独特の香水の匂い。
奥の部屋から見える、くしゃくしゃになったシーツ
僕がこの家に来る前に何が行なっていたかなんて、
考えただけで吐き気がする。
今日も、僕じゃない誰かと寝たベッドで彼とともに寝る
嫌だとわかっていても…
ここから離れることが怖くて、辛くて…
だらかまた同じような毎日が続いていく
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