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「あ…えっと、いま忙しいみたいで、俺にお願いしたんだ」
「そうだったんだ…なんかごめんね」
どんな親だよ、
自分の息子ほって置いて、葵くんに任せっきりにするなんて、
「あとさ、葵くんじゃなくて、葵でいいよ
昔みたいに呼んで欲しいな」
「あ、葵…?」
なんか照れくさくて、思わず下を向いた
「なんで最後疑問系なの、ほんと面白くて可愛い」
「だから、なんで可愛いなんて…まぁいいか、」
毎回つっこんでたらキリないや、
「退院したら、学校に行く準備とかしなきゃね、
大変だろうけどさ……」
あぁ、そうか。学校行ってたんか僕。
話とか合わせられるかな…
「心配しないで、皆んなには話しておくよ」
「え、なんで僕の気持ちわかったの!?」
「いや、顔を見てればわかるよ
倖は顔に出やすいからね〜」
バカにされたより、僕のことを名前で呼んでくれたことに
びっくりした。
なんだろこの感じ…うーん
懐かしいような、懐かしくないような
「こ、こう…あっ」
思わず声に出てしまった
「あ、呼び捨てやだった?昔と同じ呼び方なんだけど」
葵がしゅんとなり僕と目を合わせた
……なんか子犬見たいで可愛い
「ちがうよ、なんだか照れくさくて、すごく嬉しい」
「ほんと!よかった、」
胸をなでおろし、僕の髪をワシャワシャと撫でた
「ちょっと!?髪ぐしゃぐしゃになる…」
「だって、なんだか犬みたいで表情ころころ変わって
楽しい」
いや、犬なのは葵のほうじゃん!?
「とにかく、俺と倖は同じクラスだから、
安心しなさい!」
葵が僕にドヤッと胸を張っていってきた。
何してもかっこいいんだなこの人は
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