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プロローグ
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ぐうう‥‥
「っ‥‥腹減った‥‥」
ただいまフラフラと夜の街をさまよい歩いている俺、葛城要。ちなみに18。
俺が冒頭からフラフラ歩いている訳を話そう。
それは今から一ヶ月前のこと‥‥。
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『おはよーさん、って。あれ?』
ご飯をいつも用意してくれる専業主婦の母がいない。机の上には‥‥手紙。
『ははーまさかそんな漫画展開あるわけ‥‥』
俺はそんなノリで封を切る。
すると、母の小さな字でこう書いてあった。
“要へ
いきなりでごめんなさい。
ママはもう、耐えられません。実はね、要。
パパはリストラされて、借金が有るのよ。
私は出て行きます。後は要、パパによろしくね
身勝手なママを許してね。”
『‥‥』
俺は静かに携帯を取り出し、電話を掛けた。
ーもちろん、母に。
プルル‥‥プルルル‥‥お客様のおかけに‥‥
俺はそこで、ようやく事の重大さに気付いた。
『って、なんでやねーーーーーん!!!!!』
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