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⑨
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「ごめん‥‥嫌だったよね」
その声が少し落ち込んで聞こえて、俺は思わず顔を上げた。
「‥‥っ!‥‥い、嫌じゃ‥‥なかった、です‥‥ていうか、スーツ汚してすみません‥‥」
「‥‥!いや、それは全然構わないんだけど‥‥」
俺はきっと耳まで赤い。何言ってるんだ、俺。
バクバクと再び心臓が煩い。
多分、遼さんに聞こえてしまってる。
「‥‥わざと?」
「‥‥え?」
遼さんはふぅ、まぁいいかとため息をついてから再び困ったように笑った。
そして、とんでもないことを口にしたのだった。
「ねぇ、要くん。
俺と一緒に暮らさない?」
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