アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
銀×ショタ学(ショタ、おにショタ)
-
気が付いたら腹の上に子供が寝てた…
黒いくるくるふわふわの髪と長い睫、なんや緑色のよくわからん自分と同じぐらいの大きさのぬいぐるみにしがみついてまるーくなってねとった
ぷーぷー鼻を鳴らして起きる気配がない…
見た目は…7歳とか8歳ぐらいやと思う
そんぐらいのガキがオレの腹の上で気持ちよさそうに寝とった…
誰やねん…重い…
オレはガキが嫌いや
すぐ泣くし、面倒やし、うるさいし、手もかかる
「おい、ガキ、起き」
「ん…んー」
ガキを軽く揺すってみたけど起きるどころかぬいぐるみに顔を埋めて深く寝入ろうとしてる
………すこしかわええ…気がしなくもない…
「おい、寝んなや、起き」
「!?」
しがみついていたぬいぐるみを引っぺがすとそいつはびっくりしたように起きた
黒い大きい目を擦ってぱしぱし瞬きして目を擦っている
「…………」
「ガキ、お前だれや?」
「…………」
ガキはアホみたいな顔して応えない
何となくこの顔を知ってる気がした
……オレにガキの知り合いなんていない…
「ガキ、何か言いや」
「………お、お前…誰だよ!!」
「オレが聞いてんねん…」
「ぴーたん返せよ!!!」
「ぴーたん?」
ガキはオレを睨み付けて捲し立てた
どうやらこのぬいぐるみがぴーたんって名前らしい
アホみたいな名前…
「で、名前なんなん?お前どこからきた?」
「………返せよ…」
「名前聞いてんねん、答え」
ガキは今オレの腹に跨ってなぜかオレのシャツをギュッと握って涙目でぬいぐるみを返せとほざいている
「………怪しい人に名前とか言っちゃいけないって言われた…」
「オレが怪しいっちゅうんか?つか服掴むな、伸びる」
「お前誘拐犯だろ!!髪の毛ピンクだし!!ここどこだよ!!返せよ!!」
「はぁ?」
そいつはいきなり目に溜めてた涙をあふれさせながらそう言った
こいつ誘拐されたとおもっとんのか…つか髪は関係ない
「し、知ってるんだぞ!!みのみのきんを要求すんだろ!!」
「身代金な、せんわ、誰がお前みたいなうるさいガキ誘拐するか、メリットもない…泣くなや、うっとおしい…」
「泣いてない!!!ガキじゃない!!!学だ!!!」
「学?」
自分でもびっくりするくらい素っ頓狂な声が出た
とりあえずうるさいからぬいぐるみを返しとく
そいつはそれを抱き込んで震えながらこっちをにらんでる
学…ってまな?
でも確かに似てる気がする
黒くてやわらかい髪の毛も、恨めしそうにこっちをにらむ目もまなのものとそっくりやった
「杉田?杉田学?」
「…………なんで知ってんだよ…」
「12月26日生まれ、A型、初恋の人はまりなちゃんで今好きな子はしおりちゃん、幼馴染は紺庄健斗?」
「……………まりなとしおりは関係ないだろぉ…」
オレが自分の事を知ってるかもしれないとわかったのか泣き止んだけど
好きな人をいい当てられたのが恥ずかしかったのか顔を真っ赤にしている
………まなや…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
2 / 81