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吾輩は早瀬である(R’s、番外)
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パトニオからリクエストを貰った早瀬君メインのお話です
吾輩は早瀬である…
ごく普通の男子高校生で特技といったらちょっと楽器が引けるぐらい
一応バンドなんかもしてたりする
R'sっていうこの辺じゃちょっとだけ有名なバンドでそこのキーボードをしてた
そう、『してた』んだ…
ぐるっと自分のいる音楽室を見回して見る
窓から夕陽が差し込んでオレンジ色できれいだった
アノにぎやかな先輩がすぐ曲の歌詞に使いたがりそうな感じ…
いつもその先輩が座ってた窓際の前から二番目の机を眺める
そしていつもその隣の席ににぎやかな先輩の幼馴染の優しくて少しおっとりした先輩が座ってた
少し軽くて軟派な感じの先輩は教卓のある小上がりの段に腰かけてて俺はいつもここだったな…
いつも自分が座ってたピアノの椅子を撫でて腰かける
ここからいつも先輩たちが楽器を弾いたり歌詞を書いたり曲を作ったりしてるのを見たり聞いたり口をだしたりした…
懐かしいな…
そんなに昔の事じゃない…でもそんなに最近の事でもなかった
「………」
ポーン♪
ピアノのキーを押すと良い音が鳴った
その隣のキーを押す
びょ~ん
だいぶ外れた変な音が出た
調律すれば治って元通りの音が出るんだろうけど学校の先生方も直さないし俺も別に気にしてなかったからそのままにしてた
今ではちょっとこの音にも愛着がわいて気に入ってたりして…
昔はこんな音許せなかったな…
そんな事を思いながら昔の事を思いだした…
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