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独りぼっち―5
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達 「で、どうしてあいつはお前を裏切った」
裏切ったかぁ…
風 「ううん、違うよ。ただ僕より転校生のあの子の
方が好きになったんだって…」
達 「風夜…おいで…」
ギュウ…
達弥兄さんに抱きつかれた
達 「辛かったな…悲しかったな…でも俺はお前の
味方だからな…いつでも頼ってくれよ」
達弥兄さんの暖かい抱擁と言葉に涙が溢れた
風 「グスッ…達弥兄さん…ありがとう」
達 「お前には他にもお前を思ってくれている人が
いるのを忘れるなよ。何でも溜め込むの悪い癖
なんだからな?」
風 「うん、ありがと…話ができて良かった」
達 「いつでも来てくれていいからな?」
風 「ふふっ、じゃあ仕事に戻るね。悠真が待ってる」
達 「そうか、ごめんな引き止めて。じゃあな」
風 「うん、またね」
今日は達弥兄さんと話せてよかったな…
ありがとう、兄さん
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