アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
6
-
雪那side
駆け寄ってみるとこんな寒い季節に
薄い長袖1枚、短パン、サンダル姿の男の子がベンチに寝ていた。
周りに親らしき人はおろか人1人おらずぐったりして衰弱し
体は冷え切っていた。
俺は放っておくことができなくて
「忍!俺の家まで運ぶぞ。
あと医者を呼べ!大至急!」
「しかし雪那様。
親御さんが迎えにくるのでは・・・」
「こんなに衰弱して置いていけるわけないだろ!
親御さんなら後から聞いて連絡すればいい!」
「かしこまりました。」
俺はとにかく助けたいと思った。
このときは理由なんてなかった。
そして守りたいと思った。
俺の腕の中にいるこの子を。
それにしても軽すぎる・・・・
「忍、シェフにお粥かなにか作らせろ!
体に負担のかからないものを。」
「かしこまりました。」
俺の家は門から玄関まで車で5分かかる。
歩くと10分くらい。
俺は今日はじめて家が広いことに対してイライラした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 161