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バタバタバタ
「どうしたのっ!?」
「先生!実は遥がお風呂入っていたんですけどそこで倒れてて・・・。
水でシャワー浴びてたんです・・。暖房とヒーターで入れたんですけど完全に体が冷え切っててなかなか体温が戻らなくて・・・。」
「とりあえず容体を見るね。」
「はい・・・。」
「うん。とりあえずこれで大丈夫。」
「ありがとうございます・・・。」
「で、お風呂なんだけど遥くんが一人で入るって言ったの?」
「俺も一緒に入ろうと思ってたけどきっと無理だろうし、でも汗かいてたので・・・。
病院では看護師さんがって。どうするか聞いたら一人で入るって・・・。」
「そっか。お風呂のこと言ってなかったね。
実は遥くんは俺の前でも服を脱いでくれないんだ。
雪那くんはもう見たと思うけど多分あの傷とかのせいだろうね。
お風呂は実は入れてなくて、遥くんが寝てる間に看護師たちに体を拭いてもらってたんだ。
髪の毛を洗うときはさすがに睡眠剤が効いてるときに洗ってたんだ。」
「え・・・・。」
「まさか水で入るなんてさすがに僕も思わなかったよ。」
「すいません・・・俺のせいで・・・。」
「雪那くんが悪いわけじゃないよ。あの傷を見たら誰にも見せたくない遥くんの気持ちもわかるからね。それにまさか水で入るとはだれも思わなかったし。」
「あの・・・あの傷・・・。」
「あれは完全に虐待だね。
専門の先生に診てもらったけど今まで見てきた患者さんの中でも特にひどいって。
あの年齢であそこまでひどい虐待はなかなかないって。
腕とか脚はまだ軽いけどお腹とかが一番ひどいね。
痣や傷が治るのはかなり時間がかかるみたい。
子供だから普通だったら治りも早いんだけど一回や二回じゃなくて長期間だからね。
傷がないところも目には見えない傷があるからね。」
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