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お庭のお花・・・近くで見てみたかったな・・・。
カチャッ
誰か来たっ・・・・。
「遥・・・寝てる?それとも起きてる?」
「・・・・・・・・・。」
何だろう・・・。
「あのさ・・・・ごめん。」
え・・・・・?
「聞こえちゃったんだ、先生との会話。聞くつもりはなかったんだけど・・・。
部屋に入ろうとしたら遥と先生が話してる声が聞こえて。
もし起きてるなら聞いてほしい。
遥の体の傷のこと・・・・。」
やっぱり僕の体見たんだ・・・。
「俺は気にしてないよ。俺は遥じゃないから遥の気持ち全部はわからない。
でも俺はほかの人とか違う。遥に信じてもらうのは難しいかもしれないけど信じてほしい。
傷は少しずつ治していこう?体の傷も心の傷も。」
心の傷・・・?
「目を見るのが怖いんだよね?俺今目瞑ってるから目開けても大丈夫だよ。」
え・・・?
「俺には今遥の顔は見えてないから。」
・・・・っ。ほんとだ。目瞑ってる。
「お願いがあるんだ。病院に戻るの来週にしてほしい。
その間俺と目を合わせて話してとは言わない。会いたくないならこの部屋には来ないから。
これで信じてもらえるかわかんないけど今の俺にはこれしか思いつかないんだ。
見せたいものがあって、来週には見せられるはずだからそれまで待ってほしい。
明日先生が来るからその時までに決めてほしい。
重湯と水ここに置いておくから、好きな時に飲んでね。
それじゃ・・・おやすみ。」
来週まで・・・。
僕に何を見せたいんだろう?
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