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あの時と一緒の言葉
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「大和くん!!…こ、こ、ここで出会ったのも何かの縁ですし、今度こそ実家に遊びに来てくれますか…?あの…、…母も喜ぶからっっ……!!」
その言葉に、大和は無意識に誠也の洋服をギュッと握った。
(あの時と一緒の言葉…)
「……。…はい…」
大和は顔を完全に下に向けて、小さく返事をする。
「煌貴くん、今日はわざわざありがとう!こちらからもまた挨拶をしにいくよ!」
誠也が完璧な作り笑顔で、はやく帰れ、と遠回しに伝える。
「…、俺、またやってしまいましたね…」
煌貴が伏し目がちに呟く。
「…大和くん、ごめんね…」
辛いそうな声で謝られて大和が顔を上げる。
すると、なぜかものすごく辛そうで悲しそうな表情の煌貴がいて、大和は申し訳ない気持ちになって首を振る。
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