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嶺ったら
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「そうやろー!!でも大和の方が似合ってるけどな!」
「うふふ。ありがとう!でも嶺、関東では関西弁は目立つ」
ああっっ!!と嶺はオーバーリアクションで手を叩く。
「そうやったな!大和に教えてもらった郷に入っては郷に従えやもんなー。でも大和といる時ぐらいええやろ?」
大和が笑顔で二回頷くと、嶺も嬉しそうに満面の笑顔になる。
「大丈夫っ!!学校に行ったらちゃんと喋るって!関東来る前に、大和に関東弁を教えてもらったしー!!」
嶺がテンション高くそのまま大和に抱き着く。
「嶺ったら。うふふ…」
「大和が可愛いからやー!!」
その時、嶺が何かに気付いたように急に静かになる。
嶺は腕から大和を離すと、どこかをじっと睨んでいた。
大和がその視線を追うと…、煌貴だった。
驚くように目を丸くして煌貴は嶺を見つめている。
すると元来、気が強い嶺は睨みはより一層きつくなる。
そんな煌貴と嶺の間に割って入ったのは誠也だった。
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