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イケナイこと
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「お前っっ…!!学校まで追いかけてきて、隙あらば大和をトイレに連れ込んでイケナイことしようとしてたんちゃうかっっ!?警察呼ぶぞっっ!!コラッッ!!!」
今にも殴ってきそうな嶺の勢いに、煌貴は慌てて大きく首を振る。
「ち、ちっ、違うよっっ!!俺はここの卒業生で、校門に立っていたら急に後輩に捕まって、今、後輩達から逃げているところ!これは本当っっ!!」
「……。おい、これは本当、ってどういう意味や?」
煌貴の失言を嶺は見逃さなかった。
「それは…、」
煌貴の目が面白いほど泳ぐ。
「それは…、なんや?」
「あ、いたいた」
嶺が詰め寄ろうとしたその時、誠也がやってくる。
「あ、見つかって良かった。やっぱりトイレにいると思ったんだよね!」
呑気な誠也に少しだけ場の雰囲気が和む。
煌貴はホッとしたように胸を撫で下ろす。
大和から、嶺とトイレに行く事をよく聞いていたので誠也はトイレまで二人を探しに来たらしい。
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