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道場
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エントランスのインターホンが鳴って確認すると嶺だったので、大和がオートロックを解除した。
するとすぐに家のインターホンが鳴る。
嶺だと思い込んで、大和は確認をせずに出るとそこにいたのは嶺ではなく、なぜか煌貴だった。
「こんにちは!」
「…こんにちは…」
大和が頭を下げると、煌貴は優しい笑顔を浮かべる。
「俺、今、大学から帰ってきたんですけど、もし良かったら俺にも大和くんの入学のお祝いをさせて貰えないかな、と思ったんです。今晩、ご飯一緒にどうですか?」
大和は一回視線を下にしてから、煌貴を見る。
「………ありがとうございます。でも僕、今から道場に行くんです…」
「道場?」
煌貴が首を傾げる。
「力さんが経営している道場です…」
「力さん?」
煌貴は首を傾げる。
「力さんっていうのは一条さんの父親で、全国に一条道場っていう道場があるぐらい、すごいお人やねん。力さんはお国をこれから守ろうとしてる訓練生に護身術を教えるほどのすごいお人やねん!」
「嶺…」
煌貴の背後に現れたのは嶺で、嶺が大和の変わりに説明してくれる。
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