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いい子
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「明日、嶺くんに会うのは嫌かもしれないけど…、」
煌貴は首を振って、誠也の言葉を遮る。
「嫌じゃないです!大和くんを守るためにあんな態度を取っているってわかっていますから」
「うん、うん。嶺、いい子」
大和が二回頷く。
「あ!そうだ!煌貴くん、もし万が一のために俺とアドレス交換しておこう。大和、誠也さん携帯持ってくるけどここにいる?一緒に行く?」
「ここにいる」
「そう、わかった」
誠也は携帯を取りに行くためリビングに行く。
「明日授業終わるのは、四時ですか?」
煌貴が聞くと、大和は小さく首を振る。
「ううん。明日は短縮授業の日だから二時に終わる」
「じゃあ明日は二時に校門の前で待っています」
「うん、うん」
大和は小さく二回頷く。
「いつもは一条さんが仕事帰りに迎えにいくんですか…?」
「うん、うん。誠也さんが送り迎えしてくれる。関西では力さんもしてくれた…」
関西でも大和はすごく可愛がられていたんだな、と煌貴は安心する。
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