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名前
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龍覇は大和に向かってニコッと笑う。
「自己紹介が遅れてごめん。俺は美久月龍覇。すごいキラキラネームだろう?お祖父様が格好いい名前にしたい、っていうだけでこの名前になったんだ。名前を書く時、画数が多いから大変なんだよ、この名前…。キミも名前を教えてくれない?」
龍覇は人当たりの良さそうな笑顔で大和に微笑む。
きっとこの笑顔で本性を隠している、と大和は気付く。
大和は龍覇をじっと見る。
本性を隠しているが、龍覇は悪い人でない。
幼い頃に恐い思いを何度かしてきたことと、大河のおかげでどんな人かすぐに見分けられる事が大和の特技だ。
「……。一条大和…」
「一条大和くんね!」
「キミは?」
「遊馬嶺…」
大和が答えたので、嶺も渋々答える。
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