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ついて来て
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「お邪魔します…」
と、小声で言って、煌貴は家に上がらせてもらう。
そして大和は煌貴の手を離して、ダイニングテーブルに買ってきた材料を置く。
「僕、着替えるからついて来て」
「ええ!?いいんですかっ!!」
煌貴の鼓動は速くなってしまう。
「制服のまま餃子作ったら、匂いが移っちゃう。…あと僕、一人怖いから…」
どこか申し訳なさそうに言う大和に、煌貴は自分の胸を叩く。
「大丈夫です!俺がいますから!着替えましょう!」
着替える時の少しの時間も一人になるのが怖いのだろう。
誠也が過保護なほど心配する気持ちもわかった気がした。
大和が部屋に入っていくので、煌貴も後を追う。
大和はクローゼットを開けて洋服を漁っているので、着替えを見ないように煌貴は大和に背を向ける。
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