アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
好き
-
「……。それは俺が、大和くんが好きだからです…」
煌貴が真っ直ぐした瞳で大和に告げる。
「…僕が好き?」
大和は首を傾げる。
「…はい。だから朝、大和くんに逢えたら頑張ろうと思えるし、ずっと大和くんの傍にいたいと思います…」
煌貴の頬がほんのり赤くなっていく。
「…大和くんが好きだから…」
「……。…その好きって、煌貴くんは僕にキスしたいってこと?」
「…え?…」
予想外の言葉に煌貴は俯く。
「…。…はい。したいって思う好きです…」
煌貴は顔を下に向けたまま、真っ赤にして本音で答えた。
だけど、大和からの反応がまったくなくて煌貴は顔を上げる。
「……っっ!?」
煌貴は目を瞠る。
大和が静かに涙を流していた。
「…ええっっ!!??…あの、…大和くんっっ!!!」
その時にドアが開く。
「大和!誠也さんとエレベーターに乗る前に会って一緒に帰ってきた!冷蔵庫に生姜があるって…。大和っっ!?」
大和の異変に気付いた誠也が、大和を抱き締める。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
145 / 612