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大和くんと大河さんを初めて見た時は、年の離れた兄弟だとばかり思っていた。
「ほーら!大和、どのお弁当が食べたい?」
そう言って、男の人が、大和と呼んだ男の子を抱っこして机に並べられたお弁当を見せる。
その男の人こそが大和くんのお父さん、大河さんだった。
するとその男の子は、お弁当には興味ないとばかりに大河さんの首に腕を回す。
「お父さん…!」
そう言って大河さんの首元に顔を埋めた。
(お父さん!?若い…。あの人、高校生ぐらいしか見えないんだけど…!)
それが俺の大河さんの第一印象だった。
「お父さん!お父さん!!」
必死に大河さんの腕の中で、お父さんと呼んでいるのがまだ三歳になったばかりの大和くんだった。
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