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「!?!?」
「あら?お友達?」
なんだこれ
これを色気っつーの?
なんかすげぇ分かる、色気やべぇ
「・・・」
黒いタンクトップにデケェ胸、整った顔に白く透き通った肌
何この人の色気
「ちょっと、遥斗!ゲームやめなさいって言ってんでしょ!?」
ゲームに集中しまくってる紺野は、すごい勢いよく入ってきた色気魔神に気づかない
ほんと、コイツのこうゆう集中力は尊敬する
「ん?あれ姉ちゃん」
肩を揺さぶられ、やっと人が来たことに気づいた紺野がヘッドホンを取りながらそう言った
え、姉ちゃん?
紺野の姉貴?
「!?」
嘘だ
紺野はこんな地味なのに
姉貴はこんな色々とヤバい人とか、つーか超絶美人とか
期待すんなつってたのはなんなんだ!?
「母さん、めっちゃアンタの事心配してたんだけど!」
「え、なんで・・・」
「夕飯も食わず部屋に引き籠もってるからでしょーが!このニート!!」
「まだ俺学生だけど・・・」
いつも意地悪なことを言って楽しんでる紺野が、姉貴相手だとこんな弱々しくなるのか
ちょっと可愛い、かも
「で、お友達?」
「っ・・・」
うわ、こっち向いた
目元とか、髪のクセが少し紺野と似てる
やっぱ紺野の姉貴なんだな・・・
「ふーん、色素うっすい髪にピアスねぇ」
「・・・」
紺野の姉貴が俺をジロジロ見て言う
やっぱり、弟が俺みたいなのと一緒にいると評判落ちるよな
「・・・なるほど、不良受けか」
「やめろ」
「遥斗がきよ君以外の友達連れてきたことないんだもん!まさに王道!高校二年生の春に仲良くなった不良と」
「やめてクダサイ」
「??」
なんだ?
紺野の母親とは違う目で見られ戸惑う
「なんの用だったんだよ、帰れ」
「あ!そうそう!明日休みじゃん?母さんがよければ泊まって行かないかって、ね?どう!?」
「え、あ・・・」
紺野の母さんが?
俺に泊まれって・・・!?
「まぁたしかに卯月わざわざ電車乗んなきゃだしな、どーする?」
「あ、お、おう・・・泊まる」
「おっけ」
「じゃあ母さんに言ってくるね!夕飯どーせ食べてないんでしょ!下においで、一緒にご飯食べよう!」
「んー」
そう言って紺野の姉貴は去って行った
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