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清臣side
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「ボクCの2!」
横で聞こえた俺と同じ番号
俺ってやっぱり運がある
顔がニヤつくのを耐え、笑顔で成島真緒に近づく
「真緒クン俺と一緒だね」
「え」
俺がそう言うとなんとも言えない顔を向ける真緒クン
「よろしくね」
「うん、よろしく」
卯月拓馬とペアーになれなかったのが相当ショックだったらしい
分かりやすく落ち込んでいる
「俺達はCだから、最後の方だね」
「ボク、暗闇って好きじゃない」
「え?」
意外だった
だって、部屋を暗くしてもすぐに寝ていたし、掃除用具が入ってる倉庫でも先陣切って奥の方にあった箒を取り出してたし
嘘かな?
「それに、昼間川に落ちたし、気分良くない」
「だから、コテージに帰る?」
「うん」
「あはは、面白い」
卯月拓馬以外のヤツと組んだら隣を歩くのも嫌ってことか
「帰るのもいいけど、俺も一緒に同じコテージに帰る事になるし、どっちにしろ俺と一緒に居ることになるけど、いいの?」
「・・・意味わかんない」
「だって、暗闇怖いなんて嘘でしょ?どうせ一緒にいる事になるんだから、どうせなら肝試しで親睦を深めたいなって」
「・・・いいよ~そこまでゆーなら付き合ってあげる~」
さっきまで機嫌悪かったのに、いきなりいつもの真緒クンに戻った
「ありがとう」
「てゆーか、お化け屋敷って何が楽しいのぉ~??」
「男女ペアーだったら楽しみがあるんじゃないかな」
どさくさに紛れて触れたりするし
ま、そんなことしなきゃ女に触れないヤツは可哀相だな
「ふぅ~ん、じゃあミヤくんはボクとじゃなくて女の子の方がよかったねぇ」
「そうなるね、でも俺は女の子よりも真緒クンでよかったって思ってるよ」
「へぇ~??」
「それと、ミヤくんって?」
「みやけ、でしょ?だからミヤくん」
たしかに、真緒クンは卯月拓馬や桧山クンのことも変な渾名で呼んでたな
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