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清臣side
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なんで俺が見てるなんて言ったのか
「・・・」
冷静になって考えてみると、俺らしくない言動だ
雨ん中寝てた真緒クンを放置した俺が今回の原因だと思う
けど、いつもだったら自業自得、アホだなってすぐ面倒ごとからは逃げる
「・・・」
女より可愛い顔
女みたいな華奢な身体
俺の好みの性格と顔面なのは認める
ヤれるかって言われればヤれる
けど、男に手を出すほど女には困ってない
その気になれば真緒クンよりも好みの相手を見つけれるし
「たく・・・」
「・・・チッ」
また卯月拓馬だ
肝試しのペアーで女じゃなく真緒クンと組めてラッキーだと思った
思った通り真緒クンは卯月拓馬に恋してて面白いと思った
時々見せるいつもの明るさとは違う陰のある顔を見て、それも面白いと思った
正直、アオちゃんと別れたのは真緒クンに興味を持ったから
さっきまで面白がってた卯月拓馬と真緒クンの関係も今は苛立ちの種になってる
男が風邪で倒れてわざわざおんぶしようとする程俺は優しくない
しかも乗ろうとしてこなかったからと言ってお姫様だっこをするなんて絶対ない
「はぁ・・・嘘だ・・・」
俺が男なんかに惚れたなんてはるが知ったら笑いそうだな
「たく・・・」
「・・・」
ほんと何回呼べば気が済むんだ
胸くそ悪ぃ
「覚悟しとけ」
これからは俺の名前を呼ばせる
すぐに卯月拓馬の事なんか忘れさせてやる
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