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「俺・・・っ」
紺野が好きだ、そう言いかけた時
バァアアンッと物凄い音と共に知っている声が入ってきた
「まーちゃん倒れたって聞いてビックリ仰天ッ!寂しがってると思ったから来ちゃったべ!!」
「わいは普通に成島の状況聞きに来た」
シゲルとヒビキがそう言いながら部屋に入ってくる
俺は思いっきりビクゥッと肩を揺らした
バクバクと心臓の音がすごい
「・・・」
俺、今紺野になんて言おうとした・・・?
「って、あぁぁああ゛!たっくん鼻にティッシュなんか突っ込んで何やってるべ!って、紺野のズボン血塗れ・・・ヒビキっくぅんコレは殺人や・・・!」
「ドヤ顔してアホ丸出しだぞお前」
「なんでのってくれんの!?酷い!!何年友達してるの!!」
「紺野、早く着替えてこねぇと落ちないぞ」
「あ、うん、卯月今なんか言いかけた?」
「え゛ッ!?あ、あぁ!?あーなんだっけ!忘れた!」
「ふーん」
そう言って荷物を持って洗面所へ行った紺野
「あ!俺がズボン洗う!」
「いいよ、卯月は鼻冷やしときな」
「お、おう・・・」
やばいイケメンがいる
紺野はそのまま洗面所に消えた
「卯月、紺野に鼻血浴びせたのか」
「言い方悪ぃぞ」
「つーか桧山は?女んトコ?」
「あたり」
「ちぇ・・・いいべいいべ、別に俺んこと無視するならすればいいべ、夜中唐辛子口ん中に入れてやるから覚悟しろ」
「地味にうぜぇ事考えてんじゃねぇよ!つーかそれわいしか食らわねぇじゃねぇか!」
「だってたっくんは別に俺のこと無視してねぇべ!無視したのヒビキやし!」
ヒビキとシゲルがタイミングよく来たため、この後健吾が戻ってくるまで4人でトランプとかウノをした
まぁまぁ楽しかった
「・・・」
夜、結局真緒と三宅は帰ってこなくて、3人で川の字に寝ることになった
俺は、あのまま紺野に告白してたらどうなってただろうと考える
どう考えても悪い想像しかできねぇけど
告白して、振られたらスッキリできただろうか
でも、やっぱり、口をきかなくなったり、家に行けなくなったり、一緒にいれなくなったりするのは嫌だし怖い、と思った
俺は、この気持ちを隠して紺野と友達でいなきゃいけないって思った
つーか、そうしよって決意した
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