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林間学校から数日
『おっはよォ!!起きてる?』
「起きてる」
『うっは!機嫌悪すぎィ』
「愁にぃは?」
『え?誰それ知らなァい』
「じゃ切る」
『えェッ!』
ピッと通話ボタンを押し電話を切る
幼馴染みが最近頻繁に電話を掛けてくるようになった
すごく五月蠅い
「はぁ」
それに今10時だし
学校だわ
「明希(アキ)ちゃん?」
「そう」
健吾が聞いてくる
「明希さん嫌い!!」
「こら、真緒んなこと言っちゃ駄目だろ」
「あぁ俺も嫌い」
「やったぁ」
「うおい!んなこと言うなって言ってんだろ!?」
「健吾は明希に弱ぇーんだよ」
「そーだそーだ可愛いからって騙されて!」
明希は可愛いけど、愁にぃと一緒に住んでるから嫌い
俺の愁にぃなのに
「つーか、拓馬、真緒お前等授業は?」
「だって今ゴリ山だし」
「ボクのとこは古典だよ~」
「教師と教科でサボるか決めてんじゃねぇよ!テストあるっつってんだろ!」
「けんちゃんだって屋上にいるじゃん!!」
そーだそーだ
ふざけんな
「オレはできるからいいんだよ」
「あーこれから紺野の家にも頻繁には行けねぇなぁ」
「わぁ!本当!?」
「なんで?」
「テスト勉あるだろ」
「うわ拓馬、お前・・・成長したな・・・」
真顔で言ってくる辺りキモい
「正直つらい」
「大丈夫!ボクがいるよ♪」
「その面倒を見るのだるいな」
これからは健吾の家に行ってテスト勉か
紺野にも学校でしか会えなくなるし勉強しなきゃだし
すっげぇ辛い
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